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大天荘

降雪。


さかきです。

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▲大天荘前にて 7:55頃

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▲テント場 13:50頃
昨日の夕方過ぎからチラチラしてはいましたが、夜半から本格的な降雪となり、早朝一番多かった頃で、小屋周りの吹き溜まりで10センチ程。昼頃からは雨に変わり、積もった雪はベシャベシャ状態。

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屋根一面覆っていましたが、雨に打たれ徐々に融けています。
地面の熱もまだそう冷え切っていないでしょうから、まだ本格的な根雪となるのは、もうしばらく後日になるのでしょうが、明日明後日冷え込んだ時の凍結スリップには、十分な注意が必要となるでしょう。皮肉にも台風が接近してくる頃には、暖気も入り一旦は全て融けるはずです。

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まだ辛うじて実を残している大天荘のナナカマド。何とも物寂しい図ですね。

一方で、初積雪を目の前にして、やはり居ても立っても居られなかったのでしょう。

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作りたくなるのでしょうね、まずは。

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これで来年の7月まで、間近で雪を見ない日はなくなる日が続きます。
山の上での短い春夏秋は終わりました。

ということで、今日は普段できない作業を、思い切って敢行することに。

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大天荘の食堂です。イスやテーブルを避けると、こんなにも広いものなのかと、改めて感心してしまいました。

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今日はニス作業です。

【ご注意】
少なくともここ大天井岳周辺において、今日の降雪が、直接根雪になることは恐らくないかとは思いますが、お越しの際、通行に際し多少なりとも不安を感じられるようでしたら、軽アイゼン(6本葉以上)並びにストックの携行をお薦め致します。雪そのものよりも、融けたものが朝晩冷え込んで凍結した時のスリップ等のほうが要注意要素です。

特に、大天井岳~槍ヶ岳方面の縦走路は、気温的にこの辺りより低く、凍結時の鎖場やガラ場、ハシゴの通過が最も注意を払います。岩場の影等、陽のあたりにくい箇所は、融けにくく残る可能性もあります。
大天荘を出ますと槍岳山荘まで営業している小屋はありませんので、その点も十分踏まえて登山計画をお願い致します。

また、これから11月上旬にかけ、降雪の機会は増えるものと思われますので、詳細等はこのブログにて随時掲載する予定ですが、さらに細かい点は、直接現地にお問い合わせ頂ければと思います。

引き続き、安全な山旅を。

株式会社燕山荘 松本事務所

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