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燕山荘

冬の始まり。



昨日を境に山はすっかり冬の様相へと変わってしまいました。まだまだ積雪は少ないのですが、寒さが非常に厳しく、日中での氷点下の真冬のような一日でした。外作業に出るスタッフの服装も昨日までとはガラッと変わり、ニット帽にダウン、厚手の手袋と長くつと完全に冬の格好となりました。その服装でなければ寒くて作業に身が入りません。
青空が見られず、雲の多い一日で日差しも弱く寒々しい空が広がりました。
昨夜は有明山でも雪が舞ったようで有明山の山肌も薄っすらと白くなっていました。昨日、合戦尾根を歩いている時は気が付かなかったのですが、上からこうしてみると合戦尾根も結構白くなっています。
日中でも氷点下のこの気温では昨日降った雪はほとんど解けずに残りました。明日はさらに低い気温となりそうなので、この雪は解けることがないかもしれません。
縦走路上の積雪は決して多くはありませんが、岩稜帯のようなところではアイゼンがほしくなるところがあるかもしれません。今回の積雪はあまり多くはありませんでしたが、登山の難易度はぐっとあがりました。明日をもって営業を終了してくる山小屋も増えてくるのでご注意を。

今日は水源地の撤収作業へと行ってきました。ここ数年比較的遅い時期まで水揚げが出来るようになっていますが、ここ数日の冷え込みでさすがにもう限界となりました。これからは蓄えてある水だけですべてを賄っていかなければならないので、水はとても貴重なものとなりました。何度も通ったこの道から見る燕岳は今シーズンはこれが最後となりそうです。最後に枯れることなく、水が湧き出している水源地に手を合わせてお礼を言いました。山で働いていると水のありがたさを強く感じます。
突然、冬の様相となって冬の準備を急ピッチで進めだしています。雪が降った時に登山道に立てる赤旗作りを始めました。これが始まると本格的な冬が近づいてきたことを感じます。

明日、安曇野市の天気予報はいい予報となっていますが、山は荒れ模様でとても気温の低い予報となっています。くれぐれも無理だけはなさらないようにしてください。燕岳は秋山ではなく、もう冬山へと変わりました。
河地

株式会社燕山荘 松本事務所

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