愛すべき季節
6月8日(水)午後3時の気温 18℃ 曇り
梅雨入りした安曇野・・・今日は一時小雨が降りましたが概ね曇りでした。梅雨というと暗いイメージがありますが、この雨の恵みが次の季節を育んでいくのだと思うと、梅雨もまた愛すべき季節の一つでもあります。
深まりゆく緑が雨に濡れ、晴れた日よりも美しく感じます。
庭先ではオオバギボウシが花芽を付け始めています。春先は山菜「ウルイ」として有名ですが、6月~9月までは色々な表情を見せてくれる楽しい花です。
突起のある花芽は荒らしい感じですが、次々に現れるつぼみは優しげで、下を向いてしとやかに咲く花は、窓辺に飾られたゼラニウムとは対照的にいかにも日本的な美しさがあります。
花が終わると緑の若い実が付き、最後は実が裂けて黒い種子を付けます。
毎年シーズン中で一番賑やかな時期に咲く花なので、この花が蕾を付け始めると、賑やかな夏がもうすぐそこまで来ているのだなぁと感ぜずにはいられません。間もなくやってくる夏を前に今は静かでしっとりとした季節の良さを感じていたいと思います。
(猪股ひ)