夏の準備と静かな山。
今日もすばらしい日の出で一日が始まりました。雲海が広がり、まるで海から太陽が登ってくるように見えました。
槍ヶ岳の上空にはピンクに彩られた雲が浮かびました。
昨日のお泊りのお客様をお見送りし、玄関を掃除していると、裏銀座の方に不思議な雲が浮かんでいるのを見つけました。周りの空は青空が広がるのに、そこだけプッカリとまるでUFOの様に浮かんでます。吊し雲でしょうか?吊し雲はレンズ雲の一種で悪天を知らせる雲なので心配です。
燕山荘内では夏への準備が進んでいます。今年は雪が少なかった所為か、いつもより早く食堂内に立てられていた小屋を雪の重みから支えるサポートの支柱が外されました。
テーブルが横置きから縦置きになると、もうすぐ夏が来るのだなぁとわくわくした気持ちになります。
また今日は休暇を取るため、スタッフの一部が下山していきました。残っているスタッフも少なく、広い燕山荘がより広く感じます。静かなゆっくりとした時間が過ぎていきます。
午後になると西からの風が強くなり、黒い雲が燕岳を多い始めました。少しすると、雨が降り出しました。
今日は残念ながら、夕日は見られそうにありません。
今夜は風と雨の音を聞きながら眠る事になりそうです。
茂浦口