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燕山荘

冬至。


今日は一年で最も昼間の短くなる冬至です。寒さはこれからが厳しくなるのですが、少しずつ昼間の長さが長くなっていくと思うと少しだけうれしくなります。

昨日は終日雪が降り続けましたが、今朝になってみれば一面の銀世界が広がっていました。降雪直後というのはすべてが真っ白な雪に覆われ、そしてそこに朝日が当たれば、ピンク色に染まり、興奮を覚えるような美しさになります。冬にしか見られない光景ですね。

木々にはびっしりと霧氷が付き、その奥に見える槍・穂高は真っ白な雪に包まれて、とても美しい光景でした。また、今朝は珍しく風も弱く、気温は-11℃と冬にしてはそれほど厳しいものではなく、御来光を見るにはいい条件でした。写真を撮るため、御連泊されている方もきっといい写真が撮れたことでしょう。

第1回目の燕岳冬期登頂ツアーも無事に終了しました。中日こそ天気は悪かったものの、上下山とも穏やかな天候に恵まれ、皆さん大変喜んで下山されて行かれました。下山の際、きれいな青空と霧氷がとても美しく、大感動しながらでの下山となりました。

稜線は、一日中好天でしたが、雲海が広がっていたので下は曇り空だったことでしょう。ツアーを終えて、冬至の日の入りに間に合おうとやや急いで登ってくるとちょうど蛙岩の辺りに太陽が隠れていきました。この辺りで日の入りを迎えることはなかなかないので、ちょっと珍しい日の入りを見ることが出来ました。

更に燕山荘の前での夕日に間に合うように歩みを速めるとこちらもなんとか間に合いました。16時36分、太陽が笠ケ岳の左肩へと沈んでいきました。昼の長さはこれで少しずつ長くなっていきますが、日の出の方はまだまだ遅くなっていきます。1月1日頃が一番遅く、7時頃になってきます。
町でもクリスマスムードが高まっていることでしょうが、ここ燕山荘でも今日から4日間、クリスマスのイベントとして、手作りケーキとちょっぴりワインを夕食時にお出しています。山の上でのホワイトクリスマスもいいものですよ。

さて、登山道の様子ですが。

               有明荘前
               第1ベンチ
               合戦小屋
少しずつ積雪量は増えてきています。上山の頃、雪が全くなかった第1ベンチでも10センチ位の積雪となっています。例年に比べ、まだまだ少ないですが、ようやく冬山らしくなってきたといったところでしょうか。天候により、雪面の状況は変わりますので、ピッケル・アイゼン・わかんは必ずお持ち下さい。
河地

株式会社燕山荘 松本事務所

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