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燕山荘

ナナカマドの赤い実。


8月も後数日で終わってしまいます。すっかり秋めいてきた燕岳ですが、8月という言葉によってかろうじて夏の名残を感じているのですが、それももうあと僅かとなってきました。秋を感じさせるものには、体で感じる気温の低さや、日の出が遅くなり、日の入りが早くなり、昼間の時間が少しずつ短くなっていく事や草木の色が変わっていくことなど様々あります。その中でナナカマドの実がどんどん赤くなっていくのは、個人的に秋を最も感じさせるものです。

朝はガスで真っ白でしたが9時頃よりガスがきれて、山頂が見え始めました。ヘリポート下のナナカマドも随分赤い実が増えてきています。この赤い実は、紅葉が終わり、すっかり葉っぱが落ちた後でも残っていて、雷鳥たちの貴重な餌となっていて、この木によじ登ってはこの実を食べている姿をよく目にします。
        夏道と冬道の分岐点のナナカマド

            合戦小屋のナナカマド

合戦小屋付近のナナカマドまで赤い実をつけてきています。秋は稜線から下へ向けて、少しずつ下っています。



今日は、すっきりとは晴れず、雲の切れ間から時折、山頂や裏銀座の山々が姿を現わすといった天気でした。この先しばらくはこんな天気が続きそうな予報となっています。夏から秋へと変わっていく時にぐずついた天気が続く秋霖なのでしょうか。

今日の日中の気温はそれほど低くはなく、荷を背負ってちょっと歩けば汗ばむような気温でした。東側は、ガスが湧いていて町並みを望む事は出来ませんでした。

先日も書きましたが、遅い到着の方がちらほらいらっしゃいます。山の上では日中は暖かくても、朝晩は気温がぐっと下がってきます。夏山のような感覚では登らないで下さい。特に天気の悪い日は、早めに到着出来るような計画を立てて下さい。日の入りは18時20分頃です。
河地

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