新しい命。
雨、風共に強く荒れた天気で7月が始まりました。
7月といえば街の季節は夏ですが、燕山荘がある北アルプスはようやく春になってきたといえる季節です。
春といえば、新しい命が生まれる季節ですね。
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テント場の近くの砂地に一匹の雷鳥がうずくまっていました。
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なんだかいつもより丸々としているような気がします。
しばらく観察してみると…。
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雷鳥のヒナ達がお腹の下から出てきました。
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母雷鳥の周りで何かをついばんだり、母雷鳥が移動するとその後ろを一生懸命追いかけて行きます。
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そして5分ほど経った頃、また母雷鳥のお腹の下へとヒナ達は戻っていきました。
生まれたばかりのヒナ達はまだ自分で体温を保つことが出来ない為、母親のお腹の下で暖まりながら移動していくそうです。
雷鳥は年々数が減っていっているそうです。
人間が捨てた生ゴミなどに誘われてネズミやキツネが稜線まで登ってきてしまい、雷鳥やそのヒナ達が食べられてしまうようになった事が原因のひとつと言われています。
新しく生まれた小さな命を守るためにも、ゴミは必ずお持ち帰り頂きますようお願い致します。
そして親子達をあまり刺激せずに、静かに成長を見守っていきましょう。
茂浦口
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