美しい初冬の景色。

お昼頃より晴れてきて、燕岳をはじめ周りの展望が広がってきました。一面銀世界まではいきませんでしたが、うっすらと雪化粧をした山々がとてもきれいでした。きっと麓の街からも白くなった北アルプスの初冬の山々が見えたことでしょう。そういえば今日からもう11月ですね。燕山荘の営業も残すところ約3週間となってきました。

三段紅葉というのでしょうか青い空白い雪、ちょっと進んでしまいましたが紅葉。この三つのコントラストが素敵でした。

日中は天気もやや回復して大天井方面へと向かわれた方もいらっしゃいました。向かわれた方は装備はしっかりされていて、冬用の登山靴、冬用のウェア、チェーンアイゼンなどをお持ちになられていらっしゃいました。これからの季節、登る日の天候でなく、下山される日の天候も知っておく必要があります。登りに天気が良くても下りが荒れた天候になることもあるので。

合戦沢の頭

クサリ場付近
この周辺の登山道の様子です。今日現在の積雪量であれば、チェーンアイゼンくらいで何とか対応できる雪の量となっています。しっかりした登山靴や慣れたかであればなくても歩ける雪の量です。ただ、明日の午後から明後日にかけては寒気が入ってきて、積雪量が増す場合もありますのでそうなった場合はもうワンランク上の装備(ピッケル、アイゼン)が必要になってくるかもしれません。季節の変わり目は装備選びに苦労するものですが、安全に登るためには多少重くても、どちらにも対応できる装備を用意するというのも一つの考え方かもしれません。

日中の晴れた時に見えた雪景色は本当に美しいものでした。この瞬間を楽しみにされていた方もきっと多かったことでしょう。いよいよ冬山シーズンが始まりました。夕方になって、再び雪が降り出してきて日中少し溶けて黒くなっていたところも白くなってきました。明日は後半天気が崩れそうなのでお早目の行動がいいかもしれません。
河地