晩秋の朝。
大天荘スタッフのミムラです。
今朝4時過ぎの外気温は5℃。
夜明け前、
外に出ると冬の匂いが混ざったような
ピリリと冷たい空気を感じました。
高台ベンチにて日の出を待つ人々。
小屋周りの紅葉の最盛期は終わりに近づき、
晩秋の朝を迎えました。
本日も立派な雲海が広がっていました。
波のようにうねる雲の動きを見ていると
荒波に向かって進む一隻の小舟の姿を想像させます。
6時ごろ、食堂に太陽の光が差し込みます。
起きたての身体に温かい陽の光が沁みわたります。
今年は当たり年と言われた山の紅葉。
真っ赤に染まっていた絨毯も、徐々に落葉し始めました。
それでも黄色、オレンジ、茶色のパッチワークは美しく、
陽を浴びてより立体的に見えます。
小屋のシンボル、ナナカマドは寒そうな姿に。
それでもたくさんの実をたくわえ
どっしりかまえています。
雷鳥さんたち、まだまだあるから安心してね。
17時15分ごろの夕暮れ。
燃えている槍にシャッターを押す指が止まりません。
気温は6℃まで下がり、風が強かったです。
寒くて手がかじかんで、
それでも見ていたいこの景色。
刻一刻と移り変わる景色に見惚れつつ、
静かに陽が落ちていくのを見送りました。
これから厳しい冬へと移り行くのは
寂しい気持ちになりますが、
冬の澄んだ空気の中で見る自然美を楽しみに
営業最終日まで駆け抜けていこうと思います。
ミムラ
