再び、夕食は鍋
連休初日の本日は日中小康状態の時間帯はありつつも、午後は雨風の強い荒れた一日となりました。
気温は日中でも10℃台前半と大変肌寒く、完全に季節が変わったなと感じました。
視界が開ける時間はあまり多くは無かったですが、たまに抜ける瞬間も。
夕方頃、常念岳が一瞬見えました。とはいえどんよりとした曇天で、5分後にはこのように。
そんな一日でしたが、連休初日ということもあってかテント泊でお越しになる方は思いの外多い印象でした。
西岳のテント場はバリエーションに富んでいて、こんな日にぴったりな場所もしっかりとあります。
槍穂方面から強い西風が吹いている本日のような日は、東側斜面にぽっかりと空いたこちらのスペースが最適です。
実はここは以前お伝えしたてっぺんの特等席に次ぐ人気スポットです。槍穂は見えませんが、晴れたらこのように綺麗な常念岳が見れます。
ただ、こんな日はやっぱり暖かい山小屋の中で過ごすのが1番。荒れた日でも小屋の中は大変快適です。
灯油ストーブで暖まった食堂の中で団らんするお客様方。山小屋泊ならではのゆったりとした時間です。
もちろん乾燥室もあります。決して広いスペースとは言い難いのですが、その分よく乾く良い乾燥室です。
そして、以前にもご案内差し上げましたが、今年のヒュッテ西岳の夕食はお鍋です。暖かい時期でも登山で疲れた身体にぴったりのお鍋ですが、このように気温が下がってくるとよりその真価を発揮します。
カセットコンロでグツグツの状態でご提供いたします。外はガスガスですが、ポカポカのストーブとアツアツのお鍋。幸せなオノマトペのオンパレードです。
寒くなってくるこの時期こそ、ホカホカのお鍋で身も心もニコニコになっていただけたら幸いです。
高杉
