夏山最盛期まであと少し。
おもしろい形の雲の下に太陽は昇ってきました。今朝の玄関先の温度計は8℃台を示し、寒いなと感じる気温でした。また風も10m/s以上のやや強い風が吹いていて余計寒く感じました。
日中になっても風が強い状態は続きました。そのためか雲が湧いたりとれたりの繰り返しの目まぐるしく変わる天気でした。
咲く花の種類が気づかぬうちに増えています。チシマギキョウが何ヶ所かで咲き出してきました。最初は黄色の花が多かったのですが、夏が進むにつれ、青色の花が咲き出してきます。今年も花の季節の進みは早いようです。
花崗岩の山、燕岳周辺には砂礫地が多くたくさんのコマクサが咲いていて、今ちょうど見頃となっています。ただ、残念なことにこの緑ロープを越えて歩かれる方がいらっしゃるのか足跡が見られます。高山植物等保護対策協議会様からこのような看板を頂いたので、早速付けされていただきました。この素晴らしい燕岳の自然を残していくためにもご理解とご協力をお願いします。それにしても今、コマクサがとてもきれいです。
ライチョウのヒナもだいぶ大きくなってきました。でも、まだ体温を作れないのかしばらく歩き回るとお母さんの羽の中へと入っていきました。ヒナたちが大きくなってきたので、ヒナを抱え込んでいるお母さんはとても大きくなっていました。この家族は燕山荘の周りを歩き回っていることが多いので、出会える機会が多くなっています。
この2羽のイワヒバリのヒナは兄弟のようで、同じ親からエサをもらっていました。イワヒバリもヒナの成長は早く、体の大きさは親と変わらなくなていますが、胸の縞縞模様とピーピーと鳴き声がまだ子供のままですぐに分かります。こちらも小屋の周辺にいるので一日に何度も会うことが出来ます。
河地
【中房線の状況について】
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