聴き心地の良い
6月13日(金) 午後1時現在の気温:21℃ 天気:晴れ
くらやです。
カンッと晴れた気持ちの良い朝でした。中房渓谷に落ちる木漏れ日は幅を狭め、木々の葉の成長がうかがえます。
高層雲に包まれた空には柔らかな青が登山者の出発を見送る一日の始まりです。
昨日あたりから有明荘の周りでは、季節的な久しぶりの鳴き声が響きわたっております。
”カナカナカナカナ……”明け方や夕方に合唱を聞かせるその声の主はヒグラシ、、、ではなくおそらく「エゾハルゼミ」です。
今年もこの時期が来たのかと思います。
毎年ハルゼミとヒグラシを間違えます。そのくらい声が似ていて紛らわしいですが、ヒグラシほど甲高くないな?くらいの判断です。
夏の終わりのイメージがあるセミのヒグラシは、実は6月の後半から鳴き出すものもいるらしく、それは森の中の涼しい所のみ鳴いているようで、ヒグラシの可能性も捨てきれないのです。。。
私はこのどこかはかなく美しい鳴き声はとても好きです。
そんな心地の良い音は日中にも響いており、涼しさや日陰による居心地の良さのおかげでしょうか、一日を通して聴ける特別感を覚えます。
▲先日見つけた雨宿りするセミ
温泉に入った後の涼んでいる時間にセミの声を聞く。それも一つの贅沢なのかもしれませんね。
夏を通して聴けますが、ここまで泣き続けているのは珍しくも感じるので、今のうちに是非体感してみて下さい。
下山者が多い日には通常の時間より少し早めに有明荘発の臨時便を出す日もありますので、安心して温泉をご利用くださいませ。
バスの時刻表に縛られるような山行計画になってしまうかもしれませんが、時間に余裕がありましたら、一度お立ち寄りください。
(藏屋)
【中房線の状況について】
燕山荘ホームページトピックスで最新情報をご確認いただきお越しいただくようにお願いいたします。
