明日より営業開始です。
約7か月ぶりのご無沙汰となりました、大天荘 榊(さかき)です。
2025年度シーズン、宜しくご愛顧のほどお願い致します。
■営業期間:2025年6月14日(土)~11月3日(月)のご宿泊まで
■代表電話【090-9003-1253】:6月13日(金)9時開設予定
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▲6/7入山日 燕山荘直下より
去る6月7日、無事に大天荘への入山を果たしてから早くも1週間近くが経ちます。
従業員全員で営業準備に勤しむ日々が続きますが、ふと手を休めて外に目を向ければ、変わらずにある大天井岳から望む素晴らしい光景がそこにはあり、この地でお客様を迎え入れることのできる喜びを、改めてここ数日感じ得ます。
▲6/12夕方
ブログの更新があるため、いい光景が広がればどうしても躍起になりカメラのファインダー越し中心に見入ることに集中してしまいがちですが、今年はもっと純粋に光景を楽しめる時間をとりたい・・・
自分の目でしっかり見て、いいと感じるものをブログに落とし込み、皆様と共有できたらと思います。
▲6/12夕方
標高3000m級の稜線です。
いつもいい天気とは限りません、時として人を寄せ付けないほどの厳しい気象条件の時もあります。
それはそれで、状況を丁寧にお伝えし、安全登山の啓蒙に引き続き努めていきます。
▲6/13日の出
今朝の日の出は4:25頃。
やや冷え込んだものの、無風の気持ちいい朝でした。
ちなみに、小屋周りの地面には霜柱が。昨日の朝は、水溜まりに氷が張っていました。
下界は日中30℃前後の気温のようですが、大天井岳含めた北アルプスの稜線付近は、朝晩まだまだ寒い日もあります。
薄手のダウン等、防寒着のご用意をお忘れなく。
今日も夕方遅くまで営業準備に勤しむことになりそうです。
<登山道情報>
大天井岳直下のルートにつきまして、残る2か所の雪渓はL字状に雪を切りましたので、夏道の通行は可能となっています。通過の際は、くれぐれもスリップ等にお気を付け願います。
不安な方は、使う使わないに関わらず軽アイゼンやチェーンアイゼンの携行をお薦め致します。
※大天荘から槍ヶ岳方面への縦走路は、まだまだ残雪が多く、ルート状況もわからないため、経験者以外の方の通行は困難です。
燕山荘~切通分岐は、為右衛門吊岩付近を含めた数か所の夏道が、まだ残雪の影響で通行困難なところがありますので、所々冬ルート通行となります。
上の画像にあります大下りの頭を下りきった辺りは、昨年よりも残雪量多めです(6/7の様子)。
ただ、ここ数日雨や気温の上昇で、雪融けは思いのほか進んでいます。逆にそのことで、歩きにくい箇所も出てきているかと思われます。
都度状況わかりましたら、ブログ上で更新致します。
山に関わる全ての方々が、安全で事故怪我のない今年のグリーンシーズンでありますよう、改めて祈念致します。
