雪はまだまだあります。
昨夜は満月でしたが薄い雲がかかり、雲を通しての姿しか見られませんでした。そして、今朝になるとさらに雲が厚くなっていて月の姿は見られませんでした。明るい月夜を楽しみにしていたのですがちょっと残念でした。
どんよりとした空の中、ぼんやりとした太陽が姿を見せてくれました。日の入り時刻はぼちぼち4時30分台へと突入していきます。
雲はだんだんと薄くなり、強い太陽の日差しが照り付け、ちょっと作業すると暑いくらいになってきました。上の方を掘っているスタッフを見上げると太陽にはくっきりとした暈が出ていました。気温が高いと雪は柔らかくなり、作業の効率もぐっと上がります。
ゴールデンウィークを過ぎれば、雪解けによりハイマツなどが出てくるのでそれを避けるためルートを変えるためスコップを持って雪切に出かけるのですが、今年はまだその必要がありません。やはり、雪が多いのですね。今は第3ベンチ辺りから雪の上を歩くようになってきています。
場所によってはこんな急なところもあります。ピッケル・アイゼンはお持ちください。先日、ピッケルもアイゼンも持たずに登ってきた方がいらっしゃり、下山の際かなり苦労されていらっしゃいました。雪山は上りより下りの方がぐっと難しくなります。この斜面を下れないと思った時は下山されることをお勧めします。
午後、一時冷たい風が吹くようになりました。恐らく、ちょっとした寒気が入ってきたのでしょうか。大天井方面はすっぽりガスに包まれる時間帯がありました。そんな時、八ヶ岳方面を見ると夏のようには発達しませんでしたが、モクモクとした積乱雲が湧いていました。この雲を見て思ったのは5月というのは山の上では意外と雷が多いものです。天気予報で寒気という言葉が聞かれるようなときは雷が起こる場合がありますのでご注意を。
河地
