有明山登山道情報(2025年5月8日時点)
5月11日(日) 午後1時現在の天気:晴れ 気温:18℃
町では夏のような気温ですが、まだまだ涼しい有明荘です。
先日休暇を利用して有明山に登ってきたので、最新の登山道情報をお伝えします。
有明山は、地元では「信濃富士」とも呼ばれ愛される、台形の山容が特徴的な山です。
山頂には有明山神社の祠があり、登山道は表参道、裏参道という呼び名が付いています。
かつては修験道だったと言われるのも納得できるほど、急斜面で危険な箇所も多く、コースタイムも裏参道ピストンで7時間、表参道なら10時間以上となかなか大変なルートです。
2025年5月8日時点での裏参道の様子ですが、積雪箇所も多く、ブーツが蹴り込めない硬さの場所も多いため、アイゼンとピッケルは必須です。
また、雪が無いところも木の根が多く滑りやすくなっているので注意が必要です。
ロープや鎖が設置してありますが、現時点では雪に埋まっている箇所も多く、利用できないこともあります。
雪の影響での倒木や、不安定になっている岩もあり歩く際には注意してください。
ルート上には目印としてピンクのテープが巻かれていますが、トレースが明瞭でない箇所ではルートを一瞬見失うこともありました。
また雪の上をトラバースする箇所が多いため、ピンクのテープを見つけても場合によっては高巻きするなど安全なルートを探す必要があります。
また、現在中房線の通行規制のためマイカーの乗り入れができず、バスの便数も限られるため、アクセスが難しくなっていますので、入念な計画が必要です。
色々と注意点を挙げましたが、注意さえすれば楽しい山です。
鎖をつかんで壁に張り付いたり、切り落ちた箇所を手を突きながら越えたりと、緊張感を強いられる場面もありますが、登ったあとの達成感もひとしおです。
登った日は山頂から、稲作に備えて水の張られた田んぼや、白馬の先、さらに北信五岳まで見通すことができました。
そして下山後は有明荘の温泉が待っています。
このGW前後で燕岳周辺でも数件の遭難がありました。
登山の際はしっかり計画を立てた上で、必ず登山届を提出するようにお願いいたします。
※燕山荘グループでは有明山登山ツアーも企画しています。
詳細は燕山荘公式サイトをご確認ください。
(横山)
