どうにかこうにか揚がりました・・・
さかきです。
大天荘の水源地です。先日も認めましたが、7月下旬の梅雨明け以降、にわかな夕立以外は、まとまった雨が降った記憶があまりありません。
ということで、今日現在、水源地の流量、ほとんどありません。
極めて細い流量にて、どうにかこうにか水揚げは叶いましたが、このまま雨の見通しが立たないと、次回の水揚げはなかなか厳しい状況・・・
現時点で、大天荘に関しましては水の供給制限等はありませんが、この先の降雨状況次第で事態が変わる可能性かあります。その際は、予め当ブログもしくは燕山荘HPにて状況をお知らせ致しますので、この先お出かけ予定の方は、なんとなくその辺り気に留めて頂けますと幸いです。
水源地で諸々の作業を今日は4時間弱、動力噴霧器の水圧を気にかけながら、“ダム”やパイプラインの増設、発電機のアクセル加減、パイプの連結、小屋との無線交信にて水が揚がっているかの確認等々、何としてでも水揚げしなくてはという、久しぶりに緊張感溢れる時間でした。
山小屋にとって“水”は大事な生命線の一つ。登山でも同じことが言えるかと思います。
小屋によって対応は様々かと思われますが、大天荘に限らず、殊、稜線上の山小屋に滞在の際は、以下の事項はお控え頂きますよう、改めてお願い申し上げます。
・洗面所でのじゃぶじゃぶ水を被っての洗顔や洗髪
・衣類や登山用具等の洗い
・水の出しっぱなし
・必要以上の給水
お願いごとばかりで恐縮ではありますが、ご理解とご協力をお願い致します。
そんな水場からの帰り道、
▲ウラシマツツジ
▲オヤマソバ
この美しいオレンジ色に、心身とも癒されました。
水が揚がって本当に良かったと思える瞬間でした。
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ちなみに今朝はというと・・・
ややおどろおどろしい朝焼けでしたが、きれいでした。
神秘的な一コマ。
だいぶ風を冷たく感じる朝でした。