さよなら夏の日・・・
さかきです。
8月最終日、「神々しい」「秋めいた」「ドラマチックな」「過ぎ行く夏に相応しい」「風が冷たい」などなど、私の数少ない表現方法どれにも当てはまる、たった1時間足らずに感じ得た、素敵な朝でした。
受付周りの朝の支度を整え、窓際閉まっていたロールスクリーンを開けてみると、カメラを持って外に出ずにはいられない光景が既に広がっており・・・
一目散に中天井岳へと急行。
まさに燃えるような空とはこのことか・・・
しかし、この色の盛りは、ほんの数秒で立ち消えてしまいます。
これだから山での光景は、一瞬一瞬に目が離せません。
▲遠望 富士山方面
▲大天井岳 背後 裏銀座主稜線
▲劒・立山・白馬・北信五岳方面
天高く感じる空が四方に広がっていました。それは雲の演出と、加えて今朝は大天荘の温度計で7℃台まで下がり、その中吹き付ける7~8m/sの風速、間違いなく昨日までと違って肌寒さが増し・・・そんなことからそう感じさせたのでしょう。
それにしてもだいぶ秋めいた空だなと感じた朝でもありました。
風の強さを物語るヘロヘロ雲は、八ヶ岳連峰の上空に点々と。
なにせ、富士山の遠望がよく効きました
数十分の撮影、“お腹いっぱい”になり、そろそろ小屋に戻ろうと中天井岳を後にしようと思った矢先、
浅間山の一角に綺麗な薄明光線が。
「神秘的」とはこういうこと。
何度も言いますが、本当に素敵な朝でした。
私の大好きな曲の一つ、山下達郎さんの「さよなら夏の日」がぴったり合う、素敵な8月最終日となりそうです。
山にお出かけの皆さんにおかれましては、安全で楽しい、“2023年最後の夏山登山”を十分に満喫されますこと、祈念しております。