燕・歳時記 Special

燕山荘通信

合戦尾根登山道の様子(4月27日現在)


スタッフの入山が4月20日、早いもので1週間が経ちました。以降、山の上は概ね晴天の日が多く、燕山荘周りの積雪量は、スタッフの除雪も手伝って目に見えて少なくなってきています。

4月27日現在、合戦尾根登山道状況です。
※27日下山時に撮影したものですので、写真は燕山荘→第一ベンチへとなります。

▲燕山荘直下

 

▲燕山荘直下より燕岳と燕山荘方向

 

▲燕山荘~合戦沢の頭

 

▲合戦沢の頭

 

▲合戦小屋(2,350m)

 

▲富士見ベンチ(2,200m)50㎝

 

▲第三ベンチ(2,000m)30㎝

 

▲第二ベンチ(1,800m)15㎝

 

▲第二ベンチ~第一ベンチ

 

第一ベンチ(1,660m)積雪なし

27日下山の際に撮影したものです。
午後の下山でしたが、燕山荘から第二ベンチ手前まではアイゼンを装着しての下山でした。燕山荘~合戦小屋は、日中の陽ざしと気温の上昇具合では、脛あたりまで踏み込む程雪面が柔らかくなることもあり、場合によってはバランスを崩しやすく、アイゼンの歯を裾に引っ掛けることもありますので注意が必要です。合戦小屋から下部は樹林帯ということもあり比較的雪面は固く、むしろアイゼンを装着したほうが歩きやすいと思われます。いずれにしましても、朝晩稜線近くは冷え込み、雪面は凍結しますので、10本歯以上のアイゼンは必携とお考えください。一方で、燕岳登山口~合戦小屋の雪融けはかなり進んでいる印象でした。

明日からゴールデンウィークが始まります。必ず気象情報(ヤマテン等)をよくご確認頂き、ご自身の技量と照らし合わせて無理のない登山計画をお立て頂きますようお願い致します。

燕山荘のある2,700mの稜線は、GWの時期でも朝晩冷え込みますと-10℃前後まで冷え込むことがありますし、悪天候時は雨ではなく吹雪いて新たな積雪が発生することも珍しくありません。「冬山」という認識で衣類や登山靴の準備されることを強くお薦め致します。

なお、燕山荘周りの状況、稜線の様子などは、毎日更新されます燕山荘スタッフブログをご参照ください。新型ウィルス感染症対策をお忘れなく、事故のない安全で楽しいGW登山が送れますことを願って止みません。

写真と文:榊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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