燕・歳時記 Special

燕山荘通信

2019-2020年末年始営業総集編②


営業期間の短い年末年始ですが、様々なお客様を交えてのイベントが満載です。総集編の2回目は、年末年始の盛沢山の燕山荘イベントを中心にお送りします。

<料理>

クリスマスの頃の夕食メニューは、ケーキや鶏肉料理といった、通常のメニューよりも一手間加え、限りある食材の中で工夫を凝らし、その雰囲気をお楽しみ頂きました。

 

大晦日から元旦の朝にかけては、なるべく年の瀬・年初めに相応しい雰囲気をと、年越しそば・お雑煮・おせちなどをご提供しています。

 

そして今年は、一日限りの限定でしたが、9月~11月上旬にかけて、燕山荘グループの大天荘で夕食時にお出ししている芋煮を振舞わせて頂きました。一度に作る量は、はるかに燕山荘のほうが多いため、味付等に一苦労しましたが、好評だったようで・・・次回の年末年始営業でもタイミングを見てお出しする予定です。

 

<鏡餅>

この年末年始は、実際にスタッフ全員でついたお餅を鏡餅に整え、お供えしました。神社等で見るのと、実際に作ってみての出来栄えは、かなり印象違いましたが、やはり市販の物を置くよりも格段に雰囲気があり、初めてにしては立派なものが出来上がったと思います。

 

<大晦日 NHKラジオ深夜便生中継とカウントダウン>

年末の天気予報は、どこの気象機関も大荒れ情報を発表した関係で、キャンセルが相次いだものの、実際には穏やかな12月31日となりました。そのため例年よりも少ないお客様だった大晦日の夕食は、時間をゆっくりとお楽しみ頂き、あちこちで年越しの振る舞い酒で乾杯の声が。

そしてその大晦日の晩は、365日毎晩NHKラジオ第一で放送されているラジオ深夜便の生中継が燕山荘からありました。燕山荘グループ代表赤沼が大晦日~元旦にかけて電話取材で生出演させていただきました。食堂でのお客様とスタッフ全員のカウントダウンが放送され、大きな反響を頂きました。

<日本一標高の高いお餅つき>

元旦と二日は、毎年恒例のお餅つき。お客様と代表赤沼も交えて皆で突いたお餅の味は最高です。毎年ふかし加減などを微妙に調整してもち米を用意していますが、今年はなかなかの出来栄えでした。

 

<冬期燕岳登頂ツアー>

1回目

 

2回目

 

3回目

 

4回目

年末年始の北アルプスはじめとする雪化粧した冬山に是非登頂してみたい!けれど一人ではなかなか・・・という方を主に対象とした、燕山荘主催の登頂ツアー、この冬もご好評頂きました。
メインガイドであるヒュッテ大槍支配人の井村をはじめとし、燕山荘スタッフの他、特別講師に登山家の大蔵喜福氏や国際山岳ガイドの中島政男氏を招いてのツアーは、安全第一をモットーに、様々なレクチャーや山談義を交えまがら、リピーターのお客様も増えるなど、ガイドスタッフとお客様とのコミュケーションを大切にしています。

<初日の出>

燕山荘玄関前から

 

ヘリポートより

今年も昨年に続き、元旦の朝は見事な初日の出を拝むことが叶いました。

昨年だけに限ったことではありませんが、気象がもたらす災害が近年増えています。直近では、災害ではないものの、異常なくらいまでの全国的な雪不足が深刻です。産業的へのものもそうですが、それ以上に自然の生態系に与える影響が懸念されます。最も、ひと昔前の年末年始の厳冬期は、ほとんど毎日が風雪で気温は-20℃前後が当たり前だったように思いますが、そう考えるとこのような穏やかな年越しの朝を2年続けて迎えられること自体、不思議な感じがします。
何はともあれ、この初日の出のように、少なくともこの2020年が、大きな気象災害を被ることなく、穏やかな一年であってもらいたいと、改めて感じます。

<スタッフの地道な運営>

殊、年末年始営業は、他のシーズンと比較すると、厳しい寒さの中で、限られた物資を駆使して小屋を運営するスタッフの労力はかなりのものです。一番は水の確保ですが、降雪直後のトレース付けや、少ない人数で協力し合っての食事等のサービス提供など、表には知られない地道な作業により小屋の運営が賄われています。ご満足頂けない点も多々あるかと思います。とは言うものの、さらなる快適性の追求と地球温暖化は、相反する部分もあるのかなと思うと、考えさせられる事もあり、難しいテーマではあります。

地球温暖化への影響を最小限に抑えつつ、小屋にいて楽しい、かつ快適なサービスの提供にこれからも努めて参ります。

写真:河地、井村、榊  文:榊

 


【燕山荘スノーシューツアーのご案内】
1月~3月は、燕山荘グループ支配人ガイドによる、スノーシューツアーを白馬栂池高原、八ヶ岳、戸隠などのフィールドで開催しております。楽しい有酸素運動で健康維持にも効果大、冬期期間の運動不足解消に、雄大な大自然の中で心身ともにリフレッシュできます。
また、段階を追って年末年始の燕岳に登っていただくためのステップ2として、スノーシューを体験し、雪のある時期の山歩きと寒さに慣れ、雪山に登る装備、知識を学んでいただくことができます。

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