燕・歳時記 Special

燕山荘通信

夏までもう少し


7月になりました。
梅雨が明けて夏がやってくるまではもう少しです。
少しずつ訪れる方が多くなってきましたが、まだ静かな山が楽しめます。

【雨が作りだしたもの】

白いコマクサの蕾

カラマツ
この一週間は、梅雨らしい天気の日が多くなりました。その雨がこんな美しいものを作り出してくれました。花や木に付いた水滴がキラキラと輝いてきれいです。
白いコマクサはほんの僅かしかありません。毎年同じところに出てきます。大切にしたいものです。

【稜線上で先に】

キバナシャクナゲ
山荘近くの稜線上で花を咲かせているキバナシャクナゲを2ケ所で見つけました。雪融けの時期の違いにより稜線にあるものの方が先に咲き出しました。合戦尾根ではまだ見かけないのでこの先が楽しみです。

【合戦尾根の新緑】

合戦尾根が新緑のやさしい色になっています。この色は今だけしか見られません。

【ナナカマド】

秋にはきれいな紅葉を見せてくれるナナカマド。今はやわらかな緑色で楽しませてくれます。

【青空で始まりました】

7月1日はきれいな青空で始まりました。この空を見ると夏が近いことを感じさせます。
イワウメも青空に映えてきれいです。

【双六~三俣方面】

こちらの山々にはまだたっぷりと雪が残っているようです。燕岳周辺では雪はかなりなくなりましたが、山域によって残雪の量が大きく異なります。最寄りの山小屋の情報をご覧ください。

【キツネの足跡】

山頂への途中でキツネと見られる足跡を見つけてしまいました。キツネが出るようになると雷鳥がいなくなってしまいます。雷鳥保護のためにゴミの持ち帰りをお願いします。ラーメンの汁を捨てたりするとそこにも寄ってきます。

【ライチョウ】

オスの見張りも、もう少しで終わります。ヒナが出てくるとオスは見張りをしなくなります。
もう少しでヒナが見られるかもしれません。

7月にはなりましたが、太平洋高気圧に覆われて梅雨が開けるまでは、朝晩はストーブを必要とするくらいの気温になります。薄手のものでいいので防寒着も。

写真・文   河地清人

株式会社燕山荘 松本事務所

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0263-32-1535 0263-32-0898

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