燕・歳時記 Special

燕山荘通信

2015第1回ファミリー登山教室を開催しました


今年で14回目を迎える燕山荘オリジナル企画『親子ふれあいファミリー登山スクール』、
ご家族で自然に親しみ、親子の絆を深め、山を楽しんでいただく夏恒例のイベントです。
第1回目を8月11日~12日に開催いたしました。

【有明荘集合】

有明荘にて上山式を行います。『皆で燕岳に登ろう!』元気いっぱいで出発

【合戦小屋到着】

ごほうびのスイカ
お腹が減ったところでちょうど合戦小屋に到着しました。
ここまで頑張ってきたごほうびの甘いスイカに笑顔があふれます。
昼食は親子で協力してアウトドアクッキングに挑戦。ガスストーブを使っておいしくいただきました。

食後に燕山荘グループ代表赤沼より自然を守る大切さについて山の話をさせていただきました。中でもクマのケンジ(代表赤沼とおなじ名前でかっこいいクマさんなんです)の話に大人もこどももお腹をかかえて大笑い。興味深く聞きながら動物や植物との共存の必要性を考えるきっかけになったようです。

【皆で登頂できました】

『人生ではじめて高い山に登れました、ほんとうにうれしいです!』
標高2763mの燕岳に全員で登頂できました。

頂上直下ではライチョウさんの親子が砂浴びをしていました。
思いもよらない出会いに大喜びです。

メガネ岩にて

イルカ岩にて

【大自然の素晴らしさをお伝えする】

二日目は特別講師の大蔵福喜ガイド、国際山岳医千島康稔先生、燕山荘赤沼よりお話しさせていただきました。

大蔵ガイドはエベレストをはじめ8000m級の山岳を7座登頂された方です。
『高い山でおしっこするとどうなると思う?』
『エベレストは10歩進むのにものすごく時間がかかるんだよ』など愉快な話を交えながら私達の知らない世界を教えて下さいました。

千島先生は日本登山医学会が認定する国際山岳医として活躍されています。
山で体調を整える大切なことは①水分をとる②カロリーがあるものを食べる、塩分をとる③身体を冷やさない、この3つを心がけましょう。

燕山荘赤沼からは人と自然の関わりを話させていただきました。
『美しいものを見て感動すると、それがエネルギーになる。そして感性が豊かになり、素晴らしい人になれます。』
『森林限界を越えて植物が生えていること、ライチョウが生息していることを知ることは素晴らしい事です。この美しい、日本の宝を後世に伝えるためにも私たちには守るべき三大ルールがあります。①自然のものは自然のままにしておく。②野生動物にエサを与えない。③持ち込んだものは持ち帰る。お子さんにルールとマナーをお伝えしたいと考えています。』
『自然は何も語らないんだよ。だから人が自然のなかでいろんな事に気づくことで自然からたくさんの事を教えてもらえるんだよ。みなさんもたくさん勉強して下さいね』
山は自然の教室です。山にはいることで感性が豊かになります。
お子さんたちにはちょっと難しかったかな…?

【夏の思い出】

お子様ひとりひとりに登頂証明書をお渡しします。子どもたちは頑張った努力が認められ照れながらも嬉しそうです。そして素晴らしい景色を見ることができました。

今回は、登山が初めてのご家族もおみえでしたが、みなさん楽しく登頂できました。
『最初はどきどきしましたが、本当に参加してよかったです』のお声をいただきました。
登山が大好きになってくださるご家族に私達スタッフも幸せになりました。
燕山荘はこれからもファミリー登山を応援し続けます。
ご参加の皆様、どうもありがとうございました。

第1回目ガイド:赤沼健至、林正美、榎本健太(燕山荘スタッフ)
特別講師 大蔵福喜ガイド、千島康稔先生
報告 林正美 榎本健太

株式会社燕山荘 松本事務所

〒390-0874 長野県松本市大手2-3-10

0263-32-1535 0263-32-0898

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