燕・歳時記 Special

燕山荘通信

第2回 上高地・乗鞍スノーシューネイチャーツアー


3月11日から2泊3日の日程で、燕山荘主催「第2回 上高地・乗鞍スノーシューネイチャーツアー」を催行しました。2日目の上高地ハイクは、今シーズンの燕山荘スノーシューツアーの中では、極上と言ってもいい晴天の中、去年のリベンジでお見え頂いた方々含め参加者全員大満足の展望が叶いました。

【上高地】

結局3月半ばになっても、雪の少ない状態は解消されることなく、ここ上高地の道路も釜トンネルにほど近い辺りはアスファルトむき出し状態。しかし、天仰げばこのスカイブルーに真っ白な峰々が目に飛び込み、雪の少ない多い関係なく、皆さんテンションあがり、足取り軽くなります。

「見えた!これを待ってたの!」
道路を進めば、正面には穂高連峰が顔を出し始めます。

大正池畔から穂高連峰

焼岳
「まるで写真集を見ているみたい。この景色目の当たりにしている事が信じられない」
「これぞまさに神秘的ですね」

とにかくこれでもか!という程皆さんシャッターをたくさん切り、なかなか先に進めませんでした。
それほどいい景色と天気が広がっていたのでした。

田代池畔

田代橋から

六百山・霞沢岳方面

河童橋にてランチタイム
「雪景色の素晴らしさ、この山々を見て改めて感じました」
「間違いなくスノーシューにはまりそうです!」

風も弱く凌ぎやすい陽気だったこの日。昼頃やや雲多めになり、このまま天気が崩れるのかなと思っていましたが、直に陽ざしは戻り、ご覧のとおり。逆さ焼岳が大正池に映え、それはじつにきれいでした。
これにて、後ろ髪惹かれる思いで上高地を後にしました

【乗鞍】

駐車場より
最終日は薄い雲のベールに青空は阻まれてしまいましたが、乗鞍岳はじめ周辺の峰々はよく見えました。

Mt.乗鞍スノーリゾート最上部
リフトを2本乗り継ぎスキー場最上部へ。ここからスノーハイクスタートです。背後には浅間山、美ヶ原方面が確認できます。

南アルプス

中央アルプス

背後乗鞍岳方面

「今回これだけの峰々が見られるとは思わなかった!ありがとう!」
「じゃぁ来年はまたまたリベンジで位ヶ原上部まで行こう!」
タイムリミット。今回は2,400メートル地点辺りまでの到達でハイクアップ終了。ここでランチタイムです。

穂高連峰、霞沢岳、常念岳方面
「今日も穂高連峰が見られるとは。うれしい!」
「上高地乗鞍ツアー、最高でした!」

【ネイチャー講義】

今回も、特別講師 植松晃岳氏を初日に迎え、乗鞍上高地周辺に生息する動物等のネイチャー講義を開いて頂きました。植松氏は、燕山荘主催6月7月に開催される雷鳥観察会の特別講師です。他、信州はじめとする全国各地の動植物等の生態研究等に尽力されています。

今回、田代池周辺でニホンザルの群れに遭遇しましたが、この北アルプスエリアに生息するニホンザルの生態系についても植松氏からお話頂きました。などなど、北アルプスを中心とする野生動植物のいろんなお話をさらにお聴きになりたい方は、燕山荘主催雷鳥観察会にも是非足を運んでみてください。雷鳥以外のこぼれ話が聴けるかもしれません。

今シーズンの上高地乗鞍ツアーは今回で終了となりました。来年も是非多くのご参加をお待ちしております。この度、計2回のツアーにご協力頂きました乗鞍高原 ペンションパル様、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

ガイド:井村克彦  榊 寛昭  特別講師:植松晃岳氏
写真と文:榊 寛昭

今後のスノーシューツアーの日程はこちらから

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