燕・歳時記 Special

燕山荘通信

志賀高原スノーシューネイチャーツアー催行しました


3月1日から2泊3日にて、燕山荘主催「志賀高原スノーシューネイチャーツアー」を催行致しました。


▲3月に入りましたが、この時期としてはかなり強い寒気の流入と重なり、ツアー2日目までは厳しい寒さに見舞われました。そのおかげで積雪増となり、部分的には膝くらいまでのラッセルを強いられつつ、樹氷の美しさにも触れることができ、加えて最終日は束の間の晴れ間、焼額山頂上からは雲多めながら北信五岳・志賀高原全体を見渡すことが叶いました。

 


▲燕山荘の雷鳥観察会でお馴染みの植松さんを特別講師でお招きし、フィールド上でのアニマルトラッキング・夕食後のネイチャー講習等々、充実した3日間だったように思います。

 

 



▲初日は、宿周辺にある田ノ原湿原までの足慣らし・・・とは言うものの、未明までの降雪で膝上までのラッセルで、なかなかの歩き応えとなりました。ふかふかの新雪で、下り斜面はスノーシューの醍醐味を十分堪能、アニマルトラッキングや自然解説も。

 

▲二日目は「熊の湯」からハイクアップ。渋池・四十八池湿原方面への散策に向かいます。

 

▲約20万年前の火山活動に起因してできた、今でも池や湿地が各所に多く点在する志賀高原。そのため、スノーシューのフィールドとしては無数に広がります。

 


▲途中ネイチャーウォッチングしながら今日の目的地である四十八池湿原まで向かいますが、所々腰高まであるラッセルに、予想以上に時間を費やします。

 

▲昼過ぎに何とか四十八池湿原到着。この日は日中でも-10℃以下、風も少々ありで、ランチタイムも手短に済ませて、Uターンとなりました。

 

▲日中ずっと小雪舞うどんよりとした空模様でしたが、ハイク終盤はようやく横手山の山肌が見え隠れするように、寒気の底が抜けたことを感じさせてくれて、最終日の晴天に期待が持てました。最後は、昔のゲレンデ跡地を思い思いにダウンヒル。深雪で少々足を取られましたが、スノーシューの醍醐味を味わって二日目のフィールドを締めくくりました。

 

▲最終日はゴンドラを使って焼額山山頂からスノーハイクスタート。前日の予報通り、朝から眩しい陽ざしが照り付け、空の青と雪の白のコントラストが見事でした。

 

▲焼額山山頂には「焼額山神社」の鳥居が。例年ですとこの時期は雪でほぼ埋没するはずが、今年はそれが半分に留まっています。少雪を物語っています。

 

▲とは言うものの、3日目にしてようやくの晴天。時が経つのを忘れるほど、この雪原と眺望を堪能しました。頂上越しに見えるのは北信五岳です。

 

▲焼額山からは一気にゴンドラ駅目掛けてダウンヒル。辺りの眺望に加え、この陽気につられて、動物たちの動きも活発、至る所に足跡が見られました。写真には収められませんでしたが、ウサギを見たお客様もいらっしゃったようです。名残惜しい気持ちを抑えて、最終日を締めくくりました。

<おまけ>

▲「一度でいいからスノーエンジェル作ってみたかったんです!最高でした!」とは九州からお見えの参加者の方。立派な“雪天使”でした。

 

「初めてのスノーシューだったのでネイチャーツアーに申し込みました。平坦な所ばかり歩くのかと思っていましたが、予想以上にアップダウンありでアクティビティ高く、とても楽しく充実したツアーでした。スノーシューの楽しさを存分に味わうことができて。ありがとうございました。」
「植松さんのレクチャーは、いつもわかりやすく、また参加したくなります」
「初めて志賀高原訪れましたが、まさに自然の宝庫で素敵な場所でした。夏のホタル観賞もしてみたいです」

ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。

ガイド:井村、榊
特別講師:植松晃岳氏(野生生物資料情報室、燕山荘主催 雷鳥観察会講師)
写真と文:榊

 

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