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大天荘

十三夜。


さかきです。

 

   ▲昼下がり 大天井岳頂上から槍・穂高連峰

   ▲同じく 表銀座縦走路 燕山荘方面 遠望 剣・立山連峰

   ▲同じく 裏銀座主稜線

昨日のブログで、夜に雪云々・・・と書きましたが、どうやら未明にほんのうっすら小雪が舞った程度で、ほぼ積雪には至りませんでした。-5℃程まで下がった朝の気温も、昼時には0℃を超え、陽の当たる場所では温もりを感じるほどまでに。外作業をするにはホッと助かる陽気となりました。

大天井岳山頂から高瀬の谷間に目を向けると、カラマツの黄葉がハッキリ見て取れます。燕山荘のスタッフブログ等を見るに、ちょうど燕岳登山口(標高1,462m)近辺のカラマツも、黄葉の見頃もしくはハラハラと舞い散る葉の様相が美しい頃合いなのでしょう。

平日の人通りはめっきり少なくなった大天井岳周辺。昼の食休みの後、周辺を散策していると、漂う静けさと谷間に垣間見える秋の風情で、何とも秋惜しい心情に駆られます。

 

   ▲日の入 16:52頃 テント場近くの登山道から

最も大天井岳山頂から見れば、日の入りはもう数分遅いとは思いますが、大天荘近くの登山道で拝むとなると、北鎌尾根に沈むタイミングがこれくらいの時間になります。

いずれにしましても、暗くなるのは早くなり、午後3時を回りますと気温も急激に下がり、氷点下となります。ここ連日、到着時間が日没前後になる方をお見掛けしますが、そのほとんどの方が、かなり寒さで震えた状態で到着され、「手足が痛い」と嘆かれています。これからの時期、夕方近くの行動は体力を著しく消耗させ、体温も低下します。いろんなリスクが伴い危険な場合もあります。

繰り返しになりますが、”早出早着”を心掛けて頂くよう、お願い致します。

 

 

 

そんなこんなで、最後に話題は一変します・・・今日は十三夜です。

   ▲大天荘玄関前から

先日の中秋の名月はしっかり拝むこと叶いました(→10/1ブログ参照)。

夕方から吹き始めた冷たい北風に氷点下の気温、外で見るにはかなり酷な環境ではありますが、今宵もきれいな月が出ました。

私も詳しくはわかりませんが、中秋の名月はその昔中国から伝わった風習であるのに対し、十三夜は日本オリジナルのものだそうです。

何にしても、実りの秋、収穫の喜びと感謝を込める意味合いがあるようです。ちょうど芋煮をお出ししていることもあり、そんなこんなで今宵十三夜の月を愛でたいと思います。

 

・・・きれいですね。

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