雪ではなく雨へ。
朝からどんよりとした空が広がっていました。ただ、冷え込みは緩くなりました。雨が降る前は寒さが緩むことが多いです。そのチャンスを狙って、午後、水源地まで行って水のポンプアップを試みたのですがうまくはいきませんでした。どこかで水道管が破裂しているのではと登ったり、下りたりを繰り返して探してみたのですが、それも日没となり見つけだせませんでした。明日、またチャレンジしたいと思います。
天気予報もよくはなく、やがて雨の予報だったこともあり、静かな一日でした。テント場にはテントもありません。（夕方までに二張りのテント泊の方がありました）日中、雪が舞う時間もありましたが、気温はだんだんと上がってきて6℃位までになりました。
午後になると、白くなった、南ｱﾙﾌﾟｽの山々の上にはレンズ雲が現れ始めてきました。上空の風が強いのでしょうか。今日のこの鉛色の空が、雪で白くなった部分をかより一層白く見せてくれました。
富士山も雲間からくっきりと見えていました。
静かな時間の流れる一日でした。紅葉はずいぶんと下に降りて行った様子がよく分かります。大峠のしたの山肌がいい色になってきました。
しばらく見かけずどうしてしまったのかと心配していたのですが、テント場の近くで二羽のライチョウを見かけました。少しづつ羽も白くなってきたようでした。雪の上でもふかふかした毛があるため、きっと寒くないのでしょう。長い時間ここでえさをついばんだりしていました。
そのすぐ近くには四羽のイワヒバリたちがやってきて、ライチョウとは対照的にちょこちょこと動き回り、えさをついばんでいました。今日は警戒心も薄く、しばらく眺めていると四羽が一斉に羽繕いを始めて、なんとも可愛らしい様子に心が和みました。
今日も冬支度を進めました。曇り空ながらも雨ではなかったので外作業ばかりの一日となりました。
夕方になって雪ではなく、雨が降り始めてきました。今夜は雨のままなのでしょうか。
河地
