◆燕山荘通信・第一回雷鳥観賞会◆
H25.6.29更新


6月22日~23日、今シーズン一回目の雷鳥観賞会を開催いたしました。
講師は例年と同じ日本野鳥の会会員の植松晃岳氏です。
一日目の登りは、途中雨に降られるあいにくの天候でしたが、講師の楽しいトークを聞きながら登りました。

第一ベンチではまだ雨が降ることはなく、新緑の中、鳥の鳴き声の解説などを聞きました。

途中はかなり降られましたが、合戦小屋から上は小雨になりました。残雪はありましたが、今回アイゼンは使いませんでした。
「どこからが高山帯か?」という講師の登山口での質問の答えは、「ハイマツがでてきたところから。」でした。合戦小屋から上が高山帯になります。

残雪の上に雷鳥のフンを見つけました。冬の物です。夏は稜線付近にいますが、冬はかなり標高を下げた樹林帯にいる痕跡です。どちらにしても、高山帯が雷鳥の生息域になります。

山荘に到着して山頂にも行きましたが、雷鳥には出会えませんでした。それでも夕方、一部の参加者の方は見かけたそうです。朝・夕は、わりと見かけやすいので翌朝に期待が高まります。というわけで、夜は勉強会です。映像を見ながら生態などを解説していただきました。

翌朝、少し遠くで、岩と同化して見えますが、縄張りを見張るオスがいました。

縦走路の方へも少し探しに行きました。


小屋の近くでこんなにまじかに見ることができました。普段の行いの賜?ですね。


山頂をバックに記念撮影。二日目は天気もそこそこ良く、雷鳥も見ることができて、みなさん楽しそうでした。


<今回確認できた動植物>
【野鳥】
ライチョウ、ホシガラス、カヤクグリ、イワヒバリ、ウソ、アマツバメ、ルリビタキ、キクイタダキ、ウグイス、ヤブサメ、メボソムシクイ、ホトトギス、ジュウイチ、ツツドリ、オオルリ、キビタキ、ヒガラ、コガラ、シジュウカラ、クロジ、(20種類)
【蝶・昆虫】
ヤマキマダラヒカゲ、ヒオドシチョウ、アカタテハ、エゾハルゼミ、
【哺乳類(糞)】
キツネ、テン、ニホンザル、
【花(草本・木本)】
≪黄色系≫オオダイコンソウ、ミヤマニガナ、オオバキスミレ、キバナノコマノツメ、ミヤマコンバイ
≪白色系≫マイヅルソウ、ゴゼンタチバナ、ミツバオウレン、ミヤマニガイチゴ、イワウメ、ヒメイチゲ、ハクサンイチゲ、ミヤマカラマツ、キバナシャクナゲ、オオカメノキ、ウラジロナナカマド、
≪ピンク・青・紫色系≫
アカモノ、コヨウラクツツジ、ムラサキヤシオ、ショウジョウバカマ、イワカガミ、タカネザクラ、コマクサ(蕾)、
≪その他≫ギンリョウソウ、エンレイソウ、ミヤマハンノキ

※以上、講師の植松晃岳氏からいただいた報告です。
講師:日本野鳥の会会員 植松晃岳氏
ガイド:井村克彦   佐藤大史

【登山道の状況】
※合戦尾根の登山道については、現在、残雪は合戦小屋上部からとなります。雪の上を歩くところはありますが、アイゼンはお持ちいただかなくても大丈夫です。燕山荘直下の登りは、7月上旬頃までは冬道を通って頂くようになります。
※燕山荘から大天荘・常念岳方面に縦走される方は、通称「切通し」の分岐点より先、必ず冬道(直登ルート)を辿り、大天井岳の頂上を経由して小屋までお越しください。大天井岳山腹をトラバースする夏道は、まだ数か所雪渓が残っており、通行できません。

写真・リポート:井村克彦

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