◆雷鳥観察会を開催しました◆
H22.7.6 更新


7月3日〜4日、日本野鳥の会会員で雷鳥の調査もされている植松晃岳さんを講師にお迎えし、第一回雷鳥観察会を開催いたしました。当日は絶好な雷鳥観察日和(ガスと小雨模様の天候)となりました。写真は撮りづらいお天気でしたが野鳥のさえずりを聞きながら、咲き始めた初夏のお花も楽しめました。合戦尾根ではウグイス、オオルリなど25種類のさえずりを聞くことができました。まだ蕾が多いですが、コマクサも咲き始めました。


     生まれたての6匹の雷鳥のヒナと天敵から守るために常に気を配るお母さん 


【雷鳥観察会の様子】
雷鳥を見たい!雷鳥ってどんな鳴き声?
初めて燕岳にお越しのお客様、燕山荘で雷鳥に出会って幸せなお二人、25年前に北アルプスに登られたお客様・・・今回初めての企画に、純粋に雷鳥さんに会いたいと大勢の方にご参加いただきました。
3日、朝8時に有明荘集合。合戦尾根ではウグイス、オオルリなどのさえずりを聞きながら歩きました。特に第1ベンチは野鳥の宝庫です。山の高さによって生息できる鳥は限られます。高山に適応できる鳥さんだけが生きていけるのです。
「雷鳥以外はほとんど声だけですが、確認した野鳥は・・・ライチョウ、ジュウイチ、ツツドリ、ホトトギス、キセキレイ、ビンズイ、ミソサザイ、イワヒバリ、カヤクグリ、コマドリ、コルリ、ルリビタキ、ヤブサメ、ウグイス、メボソムシクイ、エゾムシクイ、キクイタダキ、キビタキ、オオルリ、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、キバシリ、ウソ、ホシガラスの25種」と講師の植松氏談。


@冬を越した雷鳥のフン

A見張り台で
オスのフンを見つけました。
3雷鳥の天敵テンのフンを発見

@フンもフィールド観察に大切。冬になると雷鳥のオスは標高2300m位まで下りてくるそうです。Aただいまメスは抱卵期で、メスを見守るのがオスの役目です。B天敵は自然界では自然のバランスをとるために必要な存在でもありますが、人間が天敵になってはいけませんね。


燕岳登頂! ガスっていますが、初めてお越しのお客様も大感激でした。


やっと会えました、オスの雷鳥です。日本の雷鳥さんはなかなか逃げません。
山岳信仰により、雷鳥は神の鳥として大切にされたため、
人間から怖い思いをしなかったからだそうです。


講師の植松晃岳さん。日本野鳥の会会員で、雷鳥の調査も行う山岳ガイドさんです。絶好な観察日和(小雨模様の天気のこと)は人間にとってちょっと大変でしたが、机上講習会で雷鳥の生態だけでなく、動植物をとりまく山岳環境を学びました。

燕山荘・赤沼 スタッフ高橋広平
オーナー赤沼からは,現在酸性雨でハイマツや高山の木々ががすごいスピードで弱り始めていること、我々人間がいかにこの大切な自然を地球規模、宇宙規模で守っていかなければいけないかをお話させていただきました。
また、燕山荘スタッフで雷鳥が大好きな高橋広平が撮りためた、燕岳の四季を通した貴重な雷鳥の写真を披露しました。

この度の雷鳥観察会では、野鳥のさえずりを聞きながらゆっくりと登りました。赤沼健至の安全登山10ヶ条にもありますように、快適な山の登り方の一つに、「歩幅を狭く、ゆっくりと登る」ことをお薦めしています。今回も、気持も体力的にも楽になるゆったりスピードで歩きました。また、観察会に参加して下さった皆さんは、とてもマナーよく観察してくださりありがとうございました。これから登って来られる皆様も、雷鳥さんを見かけたらけっして追いかけることなく、遠くからそっと見守って頂くようにお願いいたします。今回はお子さんのご参加はありませんでしたが、「この次は、子供を連れてこよう。」とおっしゃって下さった参加者の方もいらっしゃいました。どうぞ、ご家族で自然に親しむ時間を作られますように、お待ちいたしております。ありがとうございました。

【雷鳥観察会】   
講師          植松晃岳氏 
燕山荘スタッフ   赤沼健至   林 正美   高橋広平 
撮影・リポート    林 正美   井村 克彦 

燕山荘通信へ戻る

燕山荘トップへ