■2009〜2010年燕山荘冬期営業総集編その1■
〜燕山荘をとりまく人々〜
H22.1.21更新





おかげさまで、2009年12月23日〜2010年1月5日の燕山荘冬期営業は無事に終了し、1月7日にスタッフも快晴の中を無事に下山することができました。喜びあり、笑いあり、反省あり・・・の年末年始の燕山荘をとりまく人々を振り返ってみました。

今シーズンの“冬の燕山荘”も、多くの方々にお越し頂きました。日本を代表する山岳写真家のおひとりである白籏史朗先生、名ルート栂海新道の開拓者小野健さん、燕山荘夏山診療所でお世話になっている順天堂大学医学部市田教授、他多彩な方々が登ってこられました。なかでも小野健さんは、大晦日に喜寿のお誕生日を迎えられ、宿泊者の皆さんと一緒にお祝いをさせていただきました。

〈雪にも負けず、風にも負けず〉

営業期間が約2週間ありましたが、晴れたのは4日間だけ。とにかく吹雪っぱなしの毎日という印象が強かった今シーズンでした。
特に今回は、小屋の西側の稜線付近で、強風のため、体感気温が極端に下がり凍傷寸前の症状を顔や手に負った方が多く見受けられました。燕岳といえども、厳冬期のこの時期は、
@しっかりした装備が不可欠です。
A特に末梢神経である、手・足・顔の部分の保温性は重要です。目出帽をつけ、アウターのフードは
 きっちり 閉め風をガードしましょう。
B手袋や靴下などは、必ず予備を携行する必要があります。
Cアイゼンやかんじきの着脱は、手袋をした状態でできる技量を備えておくことも大切です。
 それにしても皆さん心底山が好きなんですね。この悪天候の中の登降には頭が下がります。
「僕も頑張っているよ。」と雷鳥君が吹雪の中足許に飛んできました。

〈とは言うものの、私たちも負けてません〉
上、下山の方々を先導するため、トレースを合戦小屋まで付けるため、吹雪でも赤い旗竿を持って、往復を繰り返しました。

〈ラッキーな人々〉
「今までこの燕山荘に来て晴れたこと一度もなかったんですがね・・・」
わずか数日の晴れ間を縫って登って来られたラッキーな人達。燕岳周辺では真冬のこの時期めったに見ることのできない樹氷、勇壮なご来光、真っ赤に染まる稜線・・・などなど、自然の美しさにノックアウトされました。

〈こたつで丸くなる・・・〉
「天気悪けりゃ呑んで温まってるのが一番だよ」
冬の燕山荘は、なんといってもこたつです。もっとも人間は丸くなるより熱燗で一杯!のほうが絵になりますかね。「こたつっていいね。」

〈メリークリスマス!〉
「童心にかえった気分でした。感激!」
今年も厨房主任大嶽の力作ケーキで、正真正銘のホワイトクリスマスを彩りました。

〈さあ、年越しだ!〉
「いくら恒例とはいえ、山の上でそばとお酒がいただけるとは思わなかったな」
猛吹雪の大晦日でしたが、初日の出を雲上の世界からひと目見ようと、多くの方で賑わいました。大盤振る舞いとはいきませんが、お1人づつ年越しそばと振る舞い酒を召し上がっていただきました。

〈メンバー紹介〉
メンバー紹介は今年も好評。大天荘支配人榊を中心に、燕山荘、大天荘、合戦小屋で働く仲間の紹介をしました。本当に山が好きなメンバー達が集まりました。

〈突く人、食べる人〉




吹雪のため、三日間とも山荘内でのお餅つき。「よいしょ!よいしょ!」の掛け声で、つく人は汗だく。
高所のため、餅米を蒸すのがとても大変ですが、やはりつきたては「おいしい!!」「これがただで食べられるんですか」

〈ぶり街道、燕岳まで無事到達です〉
天候により山頂までなかなかたどりつけませんでしたが、1月4日今年も無事に、山頂へ鰤が奉納されました。それにしてもダイナミックなポーズです。

こうしてみると、毎年繰り返される“冬の燕山荘”ですが、毎年その時々のシーンは違うものなのだなと、総集編をまとめてよくわかりました。思い起こすだけで・・・なんというか楽しくなります。

さて次回の総集編は、【2009年〜2010年 冬期営業総集編 〜スタッフが見た冬の景色〜】をお送りします。

写真・リポート     榊 寛昭   赤沼健至  井村克彦

燕山荘通信