2017年度 燕山荘年末年始 冬期営業のご案内

燕山荘では昭和34年から年末年始営業を続けております。足元まで真っ赤に燃えるご来光が見られる一年中で最も綺麗な時期が年末年始です。燕岳は、冬の北アルプスを初めて登る山として親しまれてきました。2017年度は、2017年12月23日~2018年1月7日のご宿泊まで年末年始の営業を行います。

【冬期営業の意義】
積雪のある期間が圧倒的に長い北アルプスにおいて、燕岳登山(燕山荘)は、積雪期の10月~6月を「冬山」、無積雪期の7,8,9月を「夏山」ととらえております。段階を追って雪のシーズンも安全に楽しんでいただきたいという思いから、1月~3月のスノーシューツアー、4月~6月の春山登山、12月~1月の冬山登山、と雪山のオリジナル企画を含めご案内しております。

年末年始は寒さ厳しい燕岳ですが、この冬季に登頂することで、より深い自然の素晴らしさを体験して登山の集大成にしていただきたいと考えております。
    

夏期と異なる冬期登山についてのご注意

冬期期間中、燕岳登山口までの山岳道路(中房線)約13㎞区間は、バス・タクシー含め全ての車両が通行できません。「宮城ゲート」より中房温泉まで約5時間前後徒歩によるアプローチが必要になります。

  1. 夏のコースタイムと比べますと、雪上を歩く場合は1.5倍の時間がかかります。
  2. この時期の日没は16時30分頃です。14時を目安に燕山荘到着を目指してください。日没後は急速に気温が下がり、吹雪の場合は特に暗くなり動きが取れなくなります。12時には合戦小屋を出発できるようなスケジュールを組みましょう。
  3. 中房温泉さんに宿泊されずに、宮城ゲートから一日で燕山荘まで登られる方の中には、夕方遅く到着され、かなり疲労されている方が多く見受けられます。体力にあった登り方をしましょう。
  4. 合戦小屋から上部は遮るものがなく、強い風を直接受ける尾根歩きとなります。少なくとも急激に10℃以上気温が下がることを想定して、予め暖かい服を着用し、悪天候の時は、無理せず引き返すことも考えて行動しましょう。
  5. 登山道の様子は、日々刻々と変わります。吹雪や大雪の時は、合戦小屋から燕山荘までのスタッフによるトレース付けができないこともあります。状況等は直接燕山荘まで(090-1420-0008)お問い合わせください。

冬期燕岳を目指す方へ

冬の北アルプスの特徴は、3,000mとしては、世界で類のない程強い風が吹き、世界一積雪が多い所とされています。そのことから、冬山では①気温、②風、③汗や雨などで濡れることによる体温維持に注意することが求められます。燕岳の稜線でも、気温は-15℃以下、風速は15~20m以上になります。従って、体感気温は、-30℃以下となり、凍傷や低体温症の注意が必要です。

  1. 汗をかかない程、ゆっくり登る。
  2. 防寒、防風に優れた装備をする。
    (合羽は危険です。冬用のアウターをご装備ください。手袋は、薄手のもの、毛糸、オーバー手袋の三種類が必要です。)
  3. カロリーのある行動食をこまめにとる。
  4. アイゼンは事前に靴に合わせて調整し、歩行練習をしておく。
  5. レスキューシートやツェルト等、ビバーク出来る装備を持参する。
  6. 中房で雨が降っている時は、要注意。体が濡れる危険性があるため、登山を控えてください。
  7. 低体温症に気を付けましょう。
    低体温症になると、行動力、思考力、判断力が低下します。合戦小屋から上は、森林限界を越えるため、10m以上の風が吹き付ける稜線歩きになるため、体感気温が-10℃以上下がります。そのため、合戦小屋(この時期合戦小屋の中へは入れません)の手前の風の当たらないところでエネルギーのある食材と水分を十分補給する。暖かいウエア―を着る等の対策が必要。
  8. 単独行動を避けましょう。
    一人では適切な判断がつきにくく、状況を悪化させてしまうことがあります。
  9. ツアー登山でも自己責任が基本となります。

営業期間

2017年12月23日~2018年1月7日のご宿泊まで

宿泊料金

1泊2食【大人一名様】 11,000円(税込)【要予約】

2017~2018 冬期営業期間イベント情報(予定)

  1. 冬期燕岳登頂ツアー(要予約)
    第一回 2017/12/24~25     第二回 2017/12/28~29
    第三回 2017/12/31~2018/1/2  第四回 2018/1/3~5
    第五回 2018/1/7~8
  2. クリスマス・・・手作りケーキとワインサービス 12/23~25
  3. 振る舞い酒と年越しそば 12/31
  4. お正月
    ・お節料理とお雑煮(1/1)
    ・お餅つき大会(1/1~2)
    ・新年会、書初め(1/3~5)

その他

カメラ用三脚と湯たんぽのレンタル、お湯、水について

  1. カメラ用三脚レンタル(限定10本、要予約、有料)※ご予約は松本事務所で承っております。
  2. 湯たんぽレンタル(有料)
  3. お湯 300円(500ml)
  4. 水 250円(500ml)※冬期、山荘内で自由にお使いいただける水はありません。 
    ※冬季期間中、お湯は雪を融かして作ります。水は売店で販売しているペットボトルのご利用となります。

冬の燕岳登山で必要とされる装備について

北アルプス燕岳は標高2,763m、燕山荘は標高2,712mにあります。厳冬期の場合、冷え込む時は朝晩で-20℃を下回ります。さらに稜線では風が強く、風速1mで-1℃体感気温が下がります。防寒、防風には十分注意して、汗をかかないように、ゆっくり登り、荷物をできるだけ軽くするよう心掛けてください。

  1. 雪、寒さ、風対策の装備にはくれぐれも気を付けて、完全冬山装備でお越し下さい。
  2. 体温維持のため、高カロリーの行動食を持参、体調管理は万全に。昼食などの行動食を全く持参されない方が見受けられますが、冬山では危険です。
  3. 燕山荘までの合戦尾根はワカンが必要です。

装備一覧

下記装備は冬の山小屋泊用に必携のものです。

足まわり

登山靴 アイゼンを取り付けられる重登山靴やプラスチックブーツなど。
防水のきくもの。
アイゼン 10~12本爪
※自分の靴と合う物を(登山靴持参で)スポーツ店で相談してください。※アイゼンは12本爪でも爪の長さの長いものを用意ください。
ピッケル 滑落の場合、ストックでは止めることができません。
ロングスパッツ
ワカン 急斜面の多い合戦尾根ではスノーシューは不向きです。ワカンをお薦めします。
靴下 厚手・薄手両方(重ねて使うと凍傷になりにくい)

手・顔まわり

手袋(薄手・厚手・オーバーミトン) 末梢神経から凍傷になりやすくなります。それを防ぐもの。 手袋、靴下は予備をお持ち下さい。
オーバー手袋はストッパー付き
目出帽 稜線歩きには必携です。
ネックウォーマー

服装

冬用アンダーウエァー ブレスサーモorポリプロピレン等(綿製品は凍りつくので不可)
アウター(オーバーヤッケ)
アウター(オーバーズボン)
顔をカバーできるもの
アンダー用ダウン上下 山荘内でも重宝です。
防寒着 フリース・ダウン・セーター等
重ね着をすることで、体感温度調整ができるようにするのが望ましい。

一般携行品

サングラスとゴーグル 雪山での行動では必需品です(目の障害防止)。吹雪の時はゴーグルが必要になります。
日焼け止めクリーム
リップクリーム
紫外線の影響は大きいです。
テルモス(水筒) 500ml~750ml程度のもの
ヘッドランプ
行動食 行動食については、ご飯物よりパンやビスケットの方が食べやすく凍りにくいのでお薦め致します(おにぎりは凍って食べられなくなる場合があります)。高カロリーの行動食を持参ください。

その他

カイロ あれば重宝(カメラの電池寿命を延ばすのにも適しています)
電池 寒さのため消耗し易いデジカメ用バッテリーの予備は必要です。
レスキューシート・ツェルト 非常時のため、両方携帯ください。

冬山データ(ルート状況、駐車場など)

ルート状況

合戦小屋から燕山荘の間は20m間隔でワンド(赤い旗竿)を立ててあります。
上るときは、ワンドの右側にトレースがありますので、右側を歩いていただくと雪の下にトレースがあります。
詳しい状況は燕山荘直通電話(090-1420-0008)までお越しになる直前にお問い合わせ下さい。

コースタイム

トレース(先行者の踏み跡)があり、中房に1泊した場合の参考タイムです。
雪上を歩く場合は、夏山コースタイムの1.5倍はかかります。

上り

宮城ゲート--(徒歩)--中房燕岳登山口
※冬期期間中、宮城ゲートから中房燕岳登山口まで車は入れません。
※駐車場のご案内は別途
5時間
中房燕岳登山口→合戦小屋(冬期休業中) 5~6時間
合戦小屋→燕山荘 2時間

下り

燕山荘→合戦小屋 1時間
合戦小屋→中房燕岳登山口 3時間
中房燕岳登山口→宮城ゲート 3時間

登山道の積雪情報

2016年12月19日現在の情報です。

宮城ゲートから中房燕岳登山口までは除雪してあります。
第一ベンチ   10㎝
第二ベンチ   30㎝
第三ベンチ   50㎝
富士見ベンチ  80㎝
合戦小屋    1m

駐車場

マイカーでお越しのお客様は(駐車場の詳細は2016年度のものです)、
〇例年設けています、ゲート手前臨時無料駐車場(冬期限定駐車場/ゲートまで200m・徒歩約5分・上記地図を参照ください)も営業期間中(利用可能日12月22日~2017年1月9日)に限りお使いいただけます。たくさんは駐車できませんので予めご了承ください。
〇また、今年、シーズン中新たに追加された登山者専用無料駐車場(宮城駐車場・冬期ゲート手前臨時無料駐車場より1,600m下方)もご利用いただけます。
〇冬用タイヤ着用の上、タイヤチェーンをお持ちください。

※上記駐車場が満車の場合は、旧しゃくなげ荘登山者駐車場(無料・宮城ゲートまで車で約5分)、JR穂高駅近くの穂高駐車場、またはタクシー会社にお車を預けていただき、ゲートまでタクシーをご利用ください。

  1. 駐車場での事故等につきましては責任を負いかねますのでご注意ください。皆様で譲り合って整然と駐車願います。
  2. 中房線宮城ゲート前の路上駐車は除雪の妨げとなり、地域の人々に多大な迷惑がかかってしまいますので、ご遠慮戴きますようお願いいたします。
  3. 安曇観光タクシー(TEL 0263-82-3113)南安タクシー(TEL 0263-82-2181)
  4. 年末年始燕岳登山バス(東京発着)運行のご案内

過去の冬期営業の様子

2017年度お問い合わせ・ご予約

年末年始のご宿泊は予約が必要です。お問い合わせは燕山荘松本事務所までお願い致します。ご予約はWEB予約、または、燕山荘松本事務所へお電話でお願い致します。

燕山荘松本事務所 月曜日~金曜日 AM9:00〜PM5:00
TEL 0263-32-1535
FAX 0263-32-0898
燕山荘直通 TEL 090-1420-0008
2017年12月23日~2018年1月7日のご宿泊まで(燕山荘直通電話は12月23日から開通予定です) ※気象状況等により、繋がりにくいことがありますので予めご了承ください。

冬季営業ご予約にあたって

冬季営業期間中は一般室のみとなり完全予約制です。お部屋へのご案内はご到着順となります。

ご予約 冬季営業WEB宿泊予約、または燕山荘松本事務所で承ります。
キャンセル
  • WEB宿泊予約の場合
    キャンセル・変更は、ログイン画面からご自身でお願い致します。
  • 電話でご予約の場合
    燕山荘松本事務所( TEL 0263-32-1535 月~金曜日9:00〜17:00)へ、ご連絡をお願い致します。
WEB宿泊予約の特典
  • タッチパネル利用でフロント受付が簡略化
    燕山荘フロントのタッチパネルにWEB予約申込時の電話番号(自宅・携帯どちらでも可、出力される番号は、自宅電話番号が優先されます)を入力いただきますと、宿泊カードが自動でプリントアウトされますので、ご署名と内容のご確認だけの簡単なお手続きになります。
  • WEB予約をされた方には、一週間前に山の状況を、二日前に燕岳周辺天気予報をメールでお送りします。
その他 折り返しご予約確認メールを送らせていただきますが、携帯メールやYahoo、AOL、hotmail等のフリーメールをご使用の場合は確認メールが届かない場合がありますので、ご注意ください。
最近、届かないメールが沢山見受けられますので、返信メールが届かない場合は、燕山荘松本事務所に電話でお問い合わせください。

オンライン予約

冬期は、完全予約制となっております。
冬季営業のオンライン予約は下記のページより承っております。