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燕山荘春山登山教室と登山道状況
2019/05/21

5月18~19日にビギナー春山登山教室を行いました。このツアーはゴールデンウィークから何度も行ってきましたが、ゴールデンウィーク中は気温マイナス13℃で吹雪の真冬のような厳しい天候の時もありましたが、5月中頃を過ぎれば、冬の気配より春の気配の方が強くなり、同じ春山登山教室といっても随分違うものになります。春の気配の方が強くなった、といっても、雪はまだまだたくさんありますのでピッケル、アイゼンは必要です。

登山口辺りでは、新緑の芽吹きが始まっています。第1ベンチ辺りでは、オオカメノキ、イワナシ、バイカオウレンなどの花も咲き始めています。雪の多い今年は花の咲き出しは昨年より遅くなっています。
この新緑の中、初夏の陽射しを浴びて歩くのは、とても気持ちのいいものです。ただ、歩き出すとすぐに暑くなるので、薄着で歩き始めました。汗をかくと、体を冷やしてしまうので、汗をかかないように衣類調整しながら、またゆっくりと登ることが大切になります。

このツアーの一番の目的である雪上歩行、滑落停止の練習を合戦尾根の近くで行いました。滑落停止の技術も大切ですが、歩行技術をしっかりと身に着けて、転ばないように、スリップしないようにすることが最も大切です。滑落停止の練習をして感じるのは、実際にうまく止めることはなかなか難しいものだということです。

練習した後は早速、ピッケル・アイゼンを使って上山です。

翌朝の天気予報があまり良くなかったので、燕山荘に到着後、燕岳へ向かうことにしました。するとライチョウのつがいに会うことが出来ました。今年は燕山荘の近くでよくライチョウのつがいを見かけます。かわいいヒナたちに会えるのが楽しみです。

翌朝は天気予報とは違い、雲が多いものの晴れていました。そして、西の空には翌日に満月を迎える月が出ていました。高瀬側には雲海が入り、美しい眺めでした。

翌朝は天気が良かったので、再び燕岳へと向かいました。

前日は見えなかった大展望が広がり、皆さん大変喜んでいらっしゃいました。今の時期は登山口あたりでは新緑が始まり、上へ登ればまだまだ雪景色が残り、2つの景色を楽しむことが出来ます。

燕岳から燕山荘方面を見ると東側には雪があるのに対し、西側にはあまりありません。これは西からの季節風によるものです。風上側は風で雪が飛ばされてしまい、風下となる東側には雪が吹き溜まるためです。そんな話を交えながら、楽しく歩きました。

2度目の燕岳
天気に合わせて、このツアーも計画を変えていきます。登山で大切なのは自分たちの都合よりも山の都合に合わせて登ることかもしれません。

下山日は天気も良く、気持ちのいい山歩きを楽しむことが出来ました。ご参加頂きました皆様ありがとうございました。我々スタッフも楽しい山歩きとなりました。山っていいなと改めて感じました。

【登山道の様子】

第3ベンチ上より雪が出てきます。

富士見ベンチ~合戦小屋
この間のルートは全て夏道沿いへと変わりました。

燕山荘直下
日に日に雪解けが進み、雪の中からハイマツやシャクナゲが出て来ています。この上を歩いてしまうと枝が折れたり、木々を傷つけることになってしまうので、ルートを少しずつ変え、目印の赤旗を移動しています。歩きにくいかもしれませんが、高山植物を守るためにも赤旗通りにお進みください。

五月の後半となると麓では30℃位まで気温が上がることがあります。特に暑い日にはこまめな水分補給をお忘れなく。また、そんな日でも朝晩は山の上では気温が低くなりダウンなどが欲しくなるくらい寒くなります。気温差にご注意ください。


担当ガイド:河地 横山
写真・文: 河地清人

【今後の燕岳ビギナー春山登山教室(1泊2日)のご案内】
 2019年度春山登山教室は今週末が最終回となります。
 第8回  2019年5月25日(土)~26日(日)

詳細は、イベント情報「燕岳ビギナー春山登山教室(1泊2日)」をご覧ください。

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